かぼちゃとコーヒー。福祉を学びたい

終わってしまいましたが、

子供の行事としてすっかり定着したハロウィン。ダウン症の娘も、保育園でかぼちゃアイテムの制作、療育園でも制作、当日は児発だったのでカボチャ入りのホットケーキ作りを体験させてもらってハロウィン月間を終えました。通所が3箇所あるので、イベントが×3。3回やっても、趣旨がそもそもあやふやなハロウィンの理解は難しそうです。私もよく分かってないし。かぼちゃを作る時期を毎年、楽しんでくれればいいなと思います。

事業所参観で、ホットケーキ作りをしている娘を見てきました。支援スタッフ3人と、3,4歳のダウン症児ふたりの挑戦です。ホットケーキ作りの絵本を見ながら、それぞれの子どもたちのペースを大切にしながら、もう、それはそれは本当に穏やかな時間で。

ダウン症の子の母親になって、身の回りにそれまで無縁だったダウン症を含め障がい児や、医療ケア児といった福祉を必要とする子どもとの関わりが増えました。保育園、療育園、児童発達支援サービス・・。さまざまな子どもと、それを支援する専門スタッフからの支援や指導を受けて、私も娘も福祉の世界で成長させてもらっています。その世界の温かいこと。

発達が人の半分以下と言われるダウン症児は、知的な遅れも大きいので、同じ3、4歳児でもいわゆる”発達障害”と言われる子供達とは生活レベルにすでに差があり目指す習得が同じでも教え方や過ごし方が違ってきます。穏やかでゆっくりな娘は、療育空間の中でも特にゆったりとした優しい場所に居させてもらって丁寧に指導してもらっています。

私は娘を通して出会う人たちから多くを学び、福祉の仕事って本当に素敵だなぁと思うようになりました。それまでパソコン主体のクリエイティブな仕事しかしてこなかった私の人生でしたが、人が人を支えるリアルな仕事に興味を持つようになりました。

わたしも福祉を学びたい。その想いが強くて調べてみると、大人になってから福祉の勉強ができる場所って意外とないんだということを知りました。大人になってからの福祉=介護なのかも。現場で福祉を学ぶしかないのかと、今更ながら人生で初めて4年制大学に行っていないことを後悔している私です。

娘っ子がつくったホットケーキから香る匂いに腹が鳴り、事業所参観から帰ってきてすぐにかぼちゃのパウンドケーキ(シナモン多め)を作りました。ハマってしまい本日で3度目。パウンドケーキとホットコーヒーで過ごす朝が1週間続いています。

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この記事を書いた人

花とレザー、贈り物装具店。店主
兼prikish作家

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